第1回ユーリ・シモノフ記念オーディテ国際指揮コンクール[ポーランド]第3位および最優秀オーケストラ賞

第1回ニーノ・ロータ国際指揮コンクール[イタリア]ベスト6セミファイナリストおよび最優秀ターラント聴衆賞

第2回ニーノ・ロータ国際指揮コンクール[イタリア]ベスト6セミファイナリスト

第1回アトランティック・コースト・オーケストラ国際指揮コンクール[ポルトガル]ベスト8セミファイナリスト

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広島県広島市出身。

京都大学工学部物理工学科を経て、2011年に東京芸術大学音楽学部指揮科を卒業。

指揮法を故佐藤功太郎、小林研一郎、松尾葉子、高関健ほかの各氏に師事。
また、国内外のマスターコース等において、NHK交響楽団首席指揮者のパーヴォ・ヤルヴィ氏、広島交響楽団音楽総監督の下野竜也氏ら著名な指揮者に師事している。

2015年度新日鉄住金文化財団指揮研究員。

2016年および2017年、イタリアで開催された第1回ニーノ・ロータ国際指揮コンクール、および第2回ニーノ・ロータ国際指揮コンクールにおいて、2年連続のベスト6セミファイナリスト、2016年には聴衆賞も併せて受賞した。

2017年ポーランドで開催された第1回ユーリ・シモノフ記念オーディテ国際指揮コンクールにおいて第3位に入賞、同時に楽団員投票によるオーケストラ賞も受賞した。

これまでに、東京芸術大学在学中より現在に至るまで定期的に客演を続ける瀬戸フィルハーモニー交響楽団のほか、関西フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、群馬交響楽団を指揮している。

現在、国立大学法人 広島大学 客員准教授、広島楽友協会 代表。

2023年12月現在

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広島県広島市出身、同市佐伯区在住。

私立愛光学園(愛光高等学校)在学中より航空宇宙工学に興味を持ち、将来はNASA(アメリカ航空宇宙局)で宇宙開発に携わりたい思いから、京都大学工学部物理工学科に進学した。しかし、その一方で音楽家になる夢、とりわけ指揮者という職業への強い憧憬の念を断ち難く、同大学を中退の後、東京芸術大学音楽学部指揮科に再入学した。
2011年、東京芸術大学音楽学部指揮科を卒業した。

これまでに指揮法を故佐藤功太郎、小林研一郎、尾高忠明、松尾葉子、高関健、小田野宏之、田中良和、三河正典の各氏に師事した。

また、東京芸術大学指揮科ワークショップにおいてダグラス・ボストック、ジョルト・ナジ、マルク・アンドレーエ、ドミトリー・シトコヴェツキー、広上淳一、梅田俊明の各氏、井上道義による指揮者講習会において井上道義氏、アフィニス夏の音楽祭指揮セミナーにおいて飯森範親氏、上野学園大学指揮マスターコースにおいて下野竜也氏、霧島国際音楽祭指揮マスタークラスにおいて高関健、下野竜也の各氏に師事した。

更に国外においては、ザルツブルク・モーツァルテウム大学国際夏期アカデミー(オーストリア)においてペーター・ギュルケ氏、ヤルヴィ夏期アカデミー(エストニア)においてネーメ・ヤルヴィ、NHK交響楽団首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ、レオニード・グリンの各氏、ハンガリー国際指揮マスターコース(ハンガリー)においてミヒャエル・ディットリッヒ氏、マタチッチ財団主催第1回指揮マスターコース(クロアチア)においてウィーン国立音楽大学指揮科教授ウロシュ・ラヨヴィッチ氏、アーレンショープ室内音楽祭国際指揮マスタークラス(ドイツ)において読売日本交響楽団元桂冠指揮者 故ゲルト・アルブレヒト氏、南ボヘミア指揮マスタークラス(チェコ)においてマルティン・ジークハルト氏、バルティック・アカデミー・オーケストラ指揮マスタークラス(エストニア)においてクリスティアン・ヤルヴィ氏に師事した。

2009年、東京芸術大学在学中に、小林研一郎氏の推薦で瀬戸フィルハーモニー交響楽団に初めて客演、まるがめ第九演奏会において、ベートーヴェン《交響曲第9番》全曲ほかを指揮した。
以降、2010年、2013年、2015年にも同演奏会に招かれてベートーヴェン《交響曲第9番》全曲ほかを指揮した他、香川県高松市学校芸術鑑賞公演など現在に至るまで毎年定期的に瀬戸フィルハーモニー交響楽団に客演を重ねている。

2011年、東京芸術大学卒業演奏会において芸大フィルハーモニアを指揮、ドヴォルザーク 《交響曲第8番》全曲を演奏した。

2013年、二期会創立60周年/日生劇場開場50周年/読売日本交響楽団創立50周年記念オペラ公演、A.ライマン作曲《リア》(日本初演、指揮/下野竜也、管弦楽/読売日本交響楽団、合唱/二期会合唱団)において、合唱指揮および副指揮を務めた。

2014年、関西フィルハーモニー管弦楽団に初めて客演し、兵庫県たつの市において、県民芸術劇場~市内小学校芸術文化鑑賞事業『親と子のふれあいクラシックコンサート』を指揮した。

2015年6月、瀬戸フィルハーモニー交響楽団での演奏会において、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団首席フルート奏者のセバスチャン・ジャコー氏をソリストに迎え、C.P.E.バッハおよびイベールのフルート協奏曲を共演した。

2015年8月、ポルトガル・エシュポゼンデにおいて開催された第1回ACO国際指揮コンクールにおいて、ベスト8となるセミファイナルまで勝ち進んだ。

2015年、神奈川県民ホール開館40周年記念、神奈川県民ホールオペラシリーズ2015、黛敏郎作曲/三島由紀夫原作《金閣寺》(指揮/下野竜也、管弦楽/神奈川フィルハーモニー管弦楽団、合唱/東京オペラシンガーズ)において、副指揮を務めた。

2015年9月、オーディション選考を経て、新日鉄住金文化財団[紀尾井ホール/紀尾井シンフォニエッタ東京(現・紀尾井ホール室内管弦楽団)]2015年度指揮研究員(研究支援パートナー:東京フィルハーモニー交響楽団/読売日本交響楽団)に選出され、1年間の任期中は研究指導員である高関健、広上淳一、下野竜也の各氏の指導の下、紀尾井シンフォニエッタ東京の定期公演客演指揮者の薫陶を受けて研鑽を積んだ。

2016年および2017年、イタリア・マテーラにおいて開催された第1回ニーノ・ロータ国際指揮コンクール、および第2回ニーノ・ロータ国際指揮コンクールにおいて、2年連続でベスト6のセミファイナルまで勝ち残り、2016年にはイタリア・ターラントにおいて催された受賞者披露演奏会に出演しICOマグナ・グレシア交響楽団を指揮、聴衆投票により最多票を獲得し最優秀ターラント聴衆賞を受賞した。

2017年には、ポーランド・ラドムにおいて開催された第1回ユーリ・シモノフ記念オーディテ国際指揮コンクールにおいて、第3位に入賞すると同時に、コンクール公式オーケストラであるラドム室内管弦楽団の楽団員による投票で全コンテスタント中で最多票を得て最優秀オーケストラ賞も併せて受賞した。

2018年3月、広島交響楽団音楽総監督の下野竜也氏の推薦により、広島交響楽団に初客演し、同交響楽団が『音楽の芽プロジェクト』と題して毎年広島市内各区で開催している≪マイタウンオーケストラ広響≫シリーズ3公演を指揮した。そのうち、JMSアステールプラザ大ホールで催された公演の様子は、翌日の中国新聞に掲載された。

2019年7月、群馬交響楽団ミュージック・アドバイザーの小林研一郎氏の推薦により群馬交響楽団へ初客演、同楽団主催で県内の小・中学校生徒を対象にした移動音楽教室のホール公演4公演を指揮した。

2020年2月、広島市主催の《第15回マーガレットコンサート》~障害者と広島交響楽団とのジョイントコンサートで2年ぶりに広島交響楽団と再共演し、14型3管編成の同楽団に加え、市民による和太鼓集団、合唱団合わせて総勢200名以上を指揮した。
この公演の好評を受けて、直ちに次年度《第16回マーガレットコンサート》指揮の指名を主催である広島市より受けた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響でオンライン配信での開催となることがまもなく決定した。2020年11月に広島交響楽団を指揮、収録編集された映像は2021年3月より広島市のYouTube公式チャンネルにて公開されている。

2020年度シーズン、群馬交響楽団への再客演が決まっていたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために公演はすべて中止となった。

2021年7月、群馬交響楽団へ再客演、同楽団主催で県内の小・中学校生徒を対象にした移動音楽教室のホール公演4公演(当初は全9公演の予定からコロナの影響等で縮小)を指揮した。

2022年より、広島を拠点とした音楽文化振興団体「広島楽友協会」を立ち上げ、フリーランスのプロ弦楽奏者で組織した弦楽合奏団ヒロシマ・ムジークフェライン・ストリングスを率いて、自身の手によるオリジナル編曲作品などを組み入れた独創的な演奏活動を展開している。

現在、国立大学法人 広島大学 大学院教育学研究科 および 教育本部 全学教育統括部 客員准教授(2019年12月より)として吹奏楽および指揮法の講義を担当している。

2023年12月現在